大阪から福岡への引越し。距離にして約550kmです。
新幹線なら約2時間45分、高速バスなら約6〜7時間。でも私が選んだのは「フェリー」でした。
理由はシンプルで、荷物が多く、一番安かったからです。そしてもう一つ、「夜に乗って朝に着く」という移動スタイルが、引越し直後のバタバタした体を休める絶好の機会になると思ったからです。
この記事では、名門大洋フェリーを使った大阪→福岡の格安移動を、料金・乗船手順・実際の乗り心地まで全部レポートします。
名門大洋フェリーとは
大阪(南港)と北九州(新門司港)を結ぶカーフェリーです。毎日2便運航(17時便・19時便)で、翌朝6時〜8時ごろに到着します。
運航会社は名門大洋フェリー株式会社。1972年創業の老舗で、安全運航の実績があります。
航路の基本情報
| 項目 | 内容 |
| 出発港 | 大阪南港(フェリーターミナル) |
| 到着港 | 北九州・新門司港 |
| 所要時間 | 約12〜13時間 |
| 運航便 | 毎日2便(第1便 17:00発 / 第2便 19:50発) |
| 到着時刻 | 1便翌朝5:30、2便は8:30ごろ |
料金:新幹線の半額以下で移動できる
旅客運賃(1名あたり)
| 席種 | 料金(繁忙期以外) |
| ツーリスト(2段ベッド) | 約6,000〜7,000円 |
| スイート(個室) | 約15,000〜20,000円 |
| 1等(4人部屋) | 約8,000〜10,000円 |
※料金は時期・便によって変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください。
新幹線(のぞみ)の場合、新大阪→博多が約15,000円。フェリーのツーリストなら半額以下で済む計算になります。
私が選んだプランと実際の支払い額
私は、引越し当日は個室ファーストAを利用しました。引越し当日の第一便(17時発)を予約しました。
- 旅客運賃:23,280円2名(時期によって変動)
- ネット予約割引:あり
引越しまでの手続きや内覧には、ツーリストを予約し、料金は、12490円2名
1名で6245円(私の障がい者割引が適応されているので実質の値段です)で小倉まで移動が可能なのです。
新幹線と比べると約8,500円の節約になりました。引越し費用がかさむタイミングだったので、この差は大きく感じました。
乗り方の手順、 初めてでも迷わない
① 予約
公式サイト(名門大洋フェリー)からオンライン予約するのが基本です。クレジットカード払いにも対応しています。
- 繁忙期(GW・お盆・年末年始)は早めに予約しないと満席になります
- 引越しシーズン(3月・9月)も混み合います
② 大阪南港へのアクセス
最寄り駅:フェリーターミナル駅(ニュートラム南港ポートタウン線)
フェリーターミナル駅の改札を出ると、連絡通路(歩道橋)でフェリーターミナルの建物まで直結しています。そのまま歩いて徒歩約3〜5分ほどで到着するため、大きめのスーツケースや引越し荷物があっても迷わずスムーズに移動できます。
※なお、大阪南港側には駅からの無料送迎バスはありません(無料の連絡バスは、到着地である新門司港〜小倉駅間で運行されています)。
乗船手続きは、出発の1時間前には済ませておくと安心です。通常期は出航の60分前(繁忙期は90分前)までの手続き完了が推奨されているため、時間に余裕を持って到着しておくと、よりリラックスして船旅を始められます。
③ 乗船手続き
ターミナル内のカウンターで乗船券を受け取り、手荷物を持って乗船します。
※QRCodeが発行されている場合は、手続きは必要ありません。乗船時にQRCodeを読み取ってもらい乗船できます。
「手持ちで部屋に持ち込める荷物」だけにしておくとスムーズです。
私の場合、リュックサック1つ、手持ちのバッグ1つだけにしました。身軽が一番です。
④ 乗船〜就寝
ツーリストは2段ベッドの相部屋です。カーテンで仕切られていますが、完全な個室ではありません。
しかし、プライベートは確保できますので、安心出来ると思います。女性専用の部屋もあるので安心ですね。(女性専用は鍵も閉まるそうです)
乗船後は大浴場、レストラン、展望デッキを自由に使えます。私は夕食をレストランで食べてから風呂に入り、21時ごろには就寝しました。
レストランはすごく混む日がありますので、事前に並んでおくといいようです。
⑤ 翌朝・下船
北九州の新門司港に着くのは翌朝5時半〜8時半頃です。
北九州に到着するので、実際は小倉駅へ移動し、新幹線か在来線特急にのり博多へ移動することになります。
小倉から博多までは、新幹線自由席で2160円、約15分で到着します。
5時30分に到着するフェリーでは、朝6時台のこだまに乗ることができますので、並んで待っていると座ることができます。
8時30分に到着するフェリーでは、小倉駅でも乗客が多いので自由席は座れないことが多いでしょう。15分ですのでドア付近でたって移動しても苦になりません。
だから、荷物は持ち運び出来るぐらいのコンパクトにしておくのがおすすめです。
新門司港から福岡市内への移動
連絡バス(無料)
フェリー到着に合わせて「無料連絡バス」が出ています。行き先は小倉駅(JR・北九州モノレール)です。
小倉駅からJR鹿児島本線で博多まで約30〜40分です(料金:1,310円)。
新幹線で約15分です。(料金:2160円です)
高速バス(有料)
新門司港から直接、博多や天神に向かう有料バスも運行しています。
料金は1,000〜1,500円前後です。直行なので乗り換えなしで移動できます。
引越し荷物が多い人は、小倉からJRより有料バスの方が乗り換えが少なく楽だと感じました。
実際に乗ってみた感想
よかった点
- 体が休まる:12時間という時間が「移動の苦痛」ではなく「休息」に変わります。夜に乗って朝起きたら福岡、という感覚には旅行気分があってよかったです。
- 荷物が楽:スーツケースを持って電車に乗る必要がありません。大荷物でも問題ありません。
- コストが安い:繰り返しになりますが、新幹線の半額以下はやはり大きな魅力です。
気になった点
- 到着地が北九州(新門司港):福岡市内まで追加の移動が必要です。
- 時間がかかる:急ぐ用事があるなら不向きです。12時間という時間をポジティブに捉えられるかどうかがカギになります。
- ツーリストは相部屋:他の乗客と同じ部屋になります。気になる人は個室を選ぶのがおすすめです。
フェリーが向いている人・向いていない人
向いている人
- 荷物が多い
- クルマやバイク移動の人
- 移動コストを削りたい
- 翌朝に時間的余裕がある
- 夜の移動が苦にならない
向いていない人
- 当日中に福岡市内の特定の場所に着く必要がある
- 個室でないと眠れない
まとめ
大阪から福岡への移動手段として「フェリー」は、コスト・快適さ・荷物量の3点で十分選択肢になります。
ただし到着地が北九州(新門司港)であることと、福岡市内まで追加移動が必要なことは必ず把握しておいてください。この2点を理解した上で選べば、遠かったとはならないはずです。
移動をコストカットしたい人、荷物が多い人、一晩ゆっくり移動したい人には心からおすすめできます。
参考情報
- 名門大洋フェリー 公式サイト:https://www.meimon-taiyo.jp/
- 大阪南港フェリーターミナルへのアクセス:フェリーターミナル駅から徒歩ですぐ。
- 新門司港から小倉駅:無料連絡バス(乗船に合わせて運行)
- 小倉→博多:JR鹿児島本線 約30〜40分・1,310円、新幹線自由席で2160円約15分。
※料金・時刻は2026年6月時点の情報をもとに記載しています。最新情報は公式サイトでご確認ください。
